男性用の育毛剤のランキングと男性ホルモンの関係とは?

2345view

2018.07.22

薄毛対策の育毛剤と男性ホルモンの関係

薄毛の代表AGA男性型脱毛症

男性の薄毛といえば、AGA男性型脱毛症が広く知られています。このAGA男性型脱毛症が発生するメカニズムには男性ホルモンが大きくかかわっています。

簡単に解説すると、男性ホルモンテストステロンが、5α-リダクターゼと呼ばれる還元酵素と結びつくことで生まれるのがDHTジヒドロテストステロンです。DHTジヒドロテストステロンは、毛髪の生成に悪影響を与える物質であり、増えれば増えるほどAGA男性型脱毛症が進行するリスクが大きくなると考えられています。

このことから、AGA男性型脱毛症の改善策としては、テストステロンをDHTジヒドロテストステロンに変換させないことが重要です。そこで、テストステロンか5α-リダクターゼのどちらか一方を抑制することが考えられます。しかし、男性ホルモンの分泌を抑えることは薄毛の問題だけにとどまらないため、5α-リダクターゼを抑えることが現実的です。

育毛剤で5α-リダクターゼを抑える

5α-リダクターゼを抑えるといえば、AGA男性型脱毛症の治療薬として有名なプロペシアの有効成分であるフィナステリドが思い浮かびます。しかし、育毛剤は治療薬ではありません。とはいえ、薄毛対策に使用されているランキング上位の育毛剤には、5α-リダクターゼを抑える効果があるといわれるノコギリヤシなどの成分を配合しているものが多いです。

それにより、育毛剤が薄毛の対策の中心的な役割を担っていることは事実です。ランキング上位の育毛剤を中心に、利用する男性の支持を受けている育毛剤には、薄毛を改善する効果が期待されています。

薄毛はAGA男性型脱毛症だけではない

AGA男性型脱毛症による薄毛のリスクは20代後半から増えるものだといわれています。一説には、AGAに悩んでいる成人男性は30%もいるといわれているくらいです。しかし、成人男性の薄毛といってもAGA男性型脱毛症だとは限りません。他にも薄毛の原因はあります。

成人男性の薄毛や抜け毛の種類としては、AGA男性型脱毛症の他に、脂漏性(しろうせい)脱毛症、糀糠性(ひこうせい)脱毛症、円形脱毛症、薬剤性脱毛用、機能性脱毛症、対症性脱毛症、抜毛症といったものがあります。

それぞれの原因や症状

まず、皮脂の分泌が異常に多くなったり、フケが大量に発生したりする結果、頭皮や毛穴の炎症や詰まりとなって薄毛につながるケースがあります。前者が脂漏性脱毛症で、後者が糀糠性脱毛症です。また、ストレスなどが原因で起きると考えられている薄毛に、円形脱毛症や自分で髪を引き抜いてしまう抜毛症があります。

さらに、病気や怪我で薄毛になってしまったり、抗がん剤治療で髪が抜けてしまったり、髪型やヘルメットの着用が原因で薄毛になってしまったりもします。それぞれに該当するのが対症性脱毛症、薬剤性脱毛症、機能性脱毛症です。

ここに列挙したAGA男性型脱毛症以外の脱毛症には、男性ホルモンのテストステロンと5α-リダクターゼは関係ありません。しかし、育毛剤には5α-リダクターゼを抑える成分以外の薄毛対策成分も含まれていますので、他の脱毛症にも対応できる可能性があります。

育毛剤による薄毛へのアプローチ

育毛剤が有効とされる脱毛症

前述の脱毛症の中で、脂漏性脱毛症や糀糠性脱毛症は皮脂の過剰分泌やフケの発生といった、いわゆる清潔でない頭皮の状態が問題となっています。そこで、頭皮を清潔に保つためのアイテムや、皮脂の分泌を抑える効果を期待できる育毛剤が有効と考えられます。

また、薄毛の主な原因が別のところにある場合でも、頭皮が不潔な状態になっていれば、薄毛を悪化させてしまう恐れがあるとこも確かです。そのため、育毛剤を活用することも選択肢に入るでしょう。

育毛剤の主眼は抜け毛予防

ほとんどの育毛剤には、直接的に発毛させる有効成分は配合されていません。育毛剤の役割は、薄毛の原因物質を抑えたり、頭皮の環境を整えたりして、抜け毛を予防することで薄毛の改善を助けることです。

抜け毛予防としての育毛剤は、毛根へ栄養を運ぶための血流を良くすることや、皮脂やフケといった薄毛につながる汚れにもアプローチします。

そのため、薄毛がAGA男性型脱毛症によるものであっても、5α-リダクターゼに作用する薬剤の使用とは別に、頭皮環境をよくする育毛剤の効果が期待されています。

育毛剤にはいくつかの形状がある

育毛剤とひとくちにいっても、その形状は複数あります。形状によって使用法が異なるため、しっかりと注意書きを読むなどして、正しく使うことが求められます。

ローション・トニックタイプ

ローションやヘアトニックタイプになった育毛剤は、シャンプーした後の頭皮につけるものです。頭皮が汚れたままでは効果を期待できない可能性もあるため、適切に洗っておく必要があります。

シャンプータイプ

シャンプータイプの育毛剤は、頭皮の汚れを落とすために使います。また、単に汚れを落とすだけでなく、抜け毛予防の成分を配合しているのが一般的です。

サプリメントタイプ

サプリメントタイプの育毛剤は、決めた時間に飲むだけの手軽さが受けています。

ランキング上位の人気育毛剤

人気の育毛剤5つ

ここでは、ランキング上位の人気育毛剤を5つ紹介します。

CHAP UP(チャップアップ)

CHAP UP(チャップアップ)は、民間調べのランキングで1位になるなど顧客満足度の高い育毛剤として人気です。品質としては、低刺激性の育毛剤であるだけでなく、アレルギーテストなどのパッチテストも実施しています。さらに、放射性物質の検査まで行っている徹底ぶりです。

商品ラインナップはローション、シャンプー、サプリメンの3種類。CHAP UP(チャップアップ)ローションの有効成分は、センブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウム、ジフェンヒドラミンHCIとなっています。

FINJIA(フィンジア)

先進の育毛剤としてリリースされているFINJIA(フィンジア)には、CHAP UP(チャップアップ)と同様にローションとシャンプー、それにサプリメントがあります。3種類のFINJIA(フィンジア)を組み合わせて使用することで、より効果的な抜け毛予防を期待できます。

FINJIA(フィンジア)の特徴は、先進のスカルプケア成分といわれるキャピキシルとピディオキシジル、それにカプサイシンが配合されている点です。

IQOS(イクオス)

IQOS(イクオス)は、効果を実感するまでの期間が短いことを特徴としている育毛剤です。最大のポイントは、Algas-2と呼ばれる最新の独自成分。その他にも、薄毛予防に役立つ成分を配合し、脱毛因子を阻害したり、保湿・血行促進など頭皮の環境を改善したりすることで、高い効果を期待できる育毛剤となっています。

BUBKA(ブブカ)

BUBKA(ブブカ)は、累計販売本数122万本を超える人気の低刺激性育毛剤です。メインの成分は海草由来の高濃度M-034で、低刺激にもかかわらず、高い効果を実感できるといわれています。

育毛剤の効果は短期間では語れない

数多く発売されている薄毛予防の育毛剤には、同じ成分が配合されているものもあれば、独自成分で作られているものもあります。完全に同一というものはなく、それぞれの育毛剤がどこかに独自性を持っているため、自分に合うかどうかという問題も起こり得ます。

また、男性ホルモンのテストステロンをDHTジヒドロテストステロンに変換する還元酵素5α-リダクターゼを抑えるなどの効果はあっても、発毛させる効果はないものがほとんどです。そこで、薄毛の改善効果を得るには、ある程度の時間が必要であることを前提に使用するべきだといえるでしょう。

効果を実感できるまでの期間が短いとされるIQOS(イクオス)について調査したあるデータでも、3ヶ月以内で78%という数値です。1・2ヶ月使用しただけで判断を下すのは早いといえそうです。

このコラムが気に入ったら
ぜひ「いいね!」をお願いします♪

みんなに役立つ情報をお届けします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

あわせて読みたい関連コラム

掲載中のコラムを見る