気になる側頭部の薄毛の原因は?
側頭部の薄毛は珍しい
通常薄毛になりやすいのは前頭部のM字の部分、頭頂部の部分で、側頭部は男性ホルモンの影響が少ないため、どちらかというと薄毛になりくいといわれています。そのため、側頭部から薄毛になっていると通常よりも目立つように感じるかもしれません。
側頭部の薄毛の原因
通常薄毛になりにくい側頭部が薄毛となる原因は、いくつか考えられます。
蛇行型円形脱毛症
まず、円形脱毛症が広範囲にいくつも重なり、広がっている状態のものが蛇行型円形脱毛症です。ストレスやアレルギーなどが原因といわれています。
脂漏性脱毛症
過剰に分泌される皮脂が毛穴につまり、炎症を起こすことが原因となり脱毛症状が起きるのが脂漏性脱毛症です。頭皮がべたついたり、脂っぽいという状態が多い人がなりやすいといわれています。
皮膚炎・湿疹に伴う脱毛
皮膚に負担がかかるような間違ったヘアケアやカラー剤・パーマ液などの刺激による皮膚炎や湿疹が原因による脱毛です。きちんとケアして、皮膚炎や湿疹を直せば問題ありませんが、長期的にかかってしまうと、脱毛が起こる原因となります。
栄養障害による脱毛
無理なダイエットをしていたり、偏った食事をしている人がなりやすいのが栄養障害による脱毛です。一般的な食生活をおこなっていれば、栄養素が偏ったりしないため通常はおこりません。偏った食事をしていると、髪の毛をつくる栄養が足らなくなり、脱毛が起こる原因となります。
牽引性脱毛症
髪の毛が引っ張られることが原因となっている牽引性脱毛症です。髪の毛を結ぶことが多い女性がなりやすい脱毛症です。長期間にわたって髪の毛を結んでいると、血行が悪くなってしまい髪の毛に負担がかかってしまうため脱毛しやすくなってしまいます。
側頭部の薄毛への対策
気になる側頭部の薄毛には?
薄毛はどうしても鏡で見たりする際に、どうしても気になってしまいますが、そのままにしておいても良くなるわけではありません。薄毛を直すために対策をしなければ、薄毛のままです。自分でできるセルフケアでも改善を見込める場合もありますが、病院で診察を受けたほうが良い場合もありますので、自分の症状に合わせて、病院の受診を検討することをおすすめします。
今回は、いくつか自分でもできる対策もご紹介します。どんな症状でもそのまま放置ではよくありませんので、早めに対策を取りましょう。
バランスの良い食事をする
偏った食事は、偏った栄養素を体と髪の毛が取ることになります。そうすると、髪の毛を作るための十分な栄養素がとることができなくなり、薄毛や脱毛が起こりやすくなります。
朝食は食べない、お昼はカップラーメン、夜は油をたっぷり使ったお肉が多い食事などをとるといったような栄養が偏った不健康な生活は、髪の毛のためにはよくありません。なるべく、1日3食を食べ、バランスよい食事をとることが脱毛を防ぐ一歩となるはずです。
なるべく髪の毛によい良質のたんぱく質・ビタミンA・B・D・ミネラルなどを取るとよいでしょう。タンパク質の中でも、手軽に取りやすい大豆は、納豆、サラダ、豆腐、豆乳などといった加工の種類が多い食材です。きちんと食事をとるのが難しいというときは、豆乳を飲むやサラダにプラスするといった食べ方をおすすめでします。
ビタミンB・Dはアジ、サンマなどの青魚に多く含まれていますので、一杯飲むときのおつまみに青魚を取り入れたりしてみてはいかがでしょうか。ビタミンAは、緑黄色野菜に多く含まれているため、サラダにしてとると取りやすいでしょう。
こんなにいろいろ食事で栄養素を取るのは大変だ、ビタミン剤でいいのではと思われる方もいるかもしれませんが、ビタミン剤ではなかなか必要な栄養素を体の中に取り込むことが難しいため、なるべく食事で取り、バランスの良い食事を心掛けて下さい。
すぐに効果が期待できるというわけではないので、日々バランスのよい食事をとることを心掛けることをおすすめします。
規則正しい生活をする
バランスの良い食事をとるだけではなく、きちんと睡眠をとり規則正しい生活をすることをおすすめします。夜更かしやお酒の飲み過ぎ、暴飲暴食など体に悪いことはしないように注意して、なるべくストレスを少なくすることで症状が改善する可能性があります。
頭皮を健康にする
頭皮の血行が悪かったり、清潔ではないという状態が、髪の毛に良いはずがありません。
頭皮はしっかりと洗髪する必要があります。洗髪をする際には、しっかりとやさしくくしでとかしてから、お湯で汚れを落とし、しっかりと泡立てたシャンプーでやさしく頭皮をマッサージしながら洗います。シャンプーをする際には、頭皮に爪を立てたり、強くこすったりせずに強い刺激をしないように指の腹で優しく頭皮に触ってください。
シャンプーはすすぎ残しがないように、しっかりとすすぎ、ドライヤーなどでしっかりと乾かすとよいでしょう。
お仕事などでPCを使ったり、プライベートでスマートフォンを使ったりする機会が多い現代では、どうしても目を酷使することが多くなっています。そのため、眼精疲労により頭皮が凝ってしまい、血行が悪くなって脱毛の原因となっている場合があります。その場合は、眼精疲労を取るように、目や側頭部を優しくマッサージをして、コリをほぐすとよいでしょう。
頭皮はなるべく清潔に保ち、皮脂などがつまらない健康な状態を保てるようにしましょう。
髪型を変える
髪が引っ張られることによっておこる脱毛症もあります。なるべく髪の毛に負担にならないように、髪の毛はしばらないようにし、必要なとき以外にはかぶらないようにするのがよいでしょう。
育毛剤を使うのもあり
いろいろ対策をしたけど、やっぱり薄毛がなかなか改善しない、進行してしまうという場合は、育毛剤を使うことを検討することをおすすめします。育毛剤は現在ではさまざまな種類がありますので、気に入ったものを使ってみてはいかがでしょうか。育毛剤に含まれている成分は育毛剤によりさまざまな種類がありますので、ご自分に合ったものであれば育毛の効果が期待できるかもしれません。
おすすめの育毛剤
CHAP UP(チャップアップ)
チャップアップは、センブリエキスにより毛根を刺激して、血行を良くして毛根に直接発毛や育毛を促し、頭皮の血行や刺激を防ぐような効果が期待できます。
FINJIA(フィンジア)
フィンジアは、乱れた頭皮のコンデションに働きかけるキャピシキカルとピディオキシジル、頭皮を柔らかくするように働きかけるカプサイシンなどの天然成分を10種類ほど配合しています。カプサイシンにより頭皮を柔らかくし、フィンジアをどんどん浸透させて、頭皮を活性化へとアプローチします。
IQOS(イクオス)
イクオスは、海藻エキスであるM-034とぺルべチアカナリクラタエキスを配合したAlgas-2などの成分を配合しています。海藻エキスによりしっかりとした保湿し頭皮を良好な健康状態へと促し、発毛を促すような効果が期待できます。
ポリピュアEX
センブリエキスやニンジンエキスなどの成分を配合しており、発毛や育毛を促すようなアプローチを期待できます。
BUBKA(ブブカ)
育毛の効果が期待できるM-034と頭皮をケアするマリン成分、抜け毛をケアする和漢成分、毛根へアプローチをするコラーゲンなどの成分を含んでいます。
総合的に育毛をしていく
育毛剤を使えば、すぐに効果があると考える人もいるかもしれませんが、育毛剤もたくさん種類がありますので、人それぞれあうものあわないものがあるでしょう。焦らず自分に合った育毛剤を探してみて下さい。また、育毛剤だけに頼るのではなく、なるべくバランスの良い食事をし、規則正しい生活をして、頭皮を清潔に保ち、さまざまな努力をして総合的に対策をすればより育毛へのアプローチとなるはずです。